2011/10/04

Adobe MAX 2011 in LA 一日目 基調講演

今晩わ(時差)。
今日から2日間Los AngelesのLA Convention Centerで開催のアドビシステムズ社主催プライベートカンファレンス「Adobe MAX 2011」に参加しています。
今日印象深かったシーンをキャプションとともにお送りします。

アクトが始まる直前の映像。コンクリート打ちっぱなし風の背景をしょってDJが一人でプレイしてます。これをみて誰もが「円高ドル安」とか「世界同時株安」「リーマンショック2」という言葉を思い浮かべたことでしょう…演出だったんですね。ごめんなさい

オープニングアクトの皮切りにヴァイオリンを奏でる人。いきなり世界観に引きずり込む役です。

本物のダンサー。後ろに影が落ちていますが、これは映像。ちなみに背景のコンクリートのようなテクスチャーも映像

映像のなかのダンサー。壇上の二人がぱっと消えた後この映像に切り替わります。こういう演出の奥深さはさすがエンターテインメントの国

三億ピクセル使ってるという圧倒的な画素数を費やし作られたオープニングアクトの映像。スモークは映像で表現する時代になったようです

本日発表のクリエイティブお仕事環境提供サービス「Adobe Creative Cloud」の構成要素説明図。図の内容より左右にちょっとだけ映り込んでる部分に注目。スクリーンがコの字型になっているのがわかるでしょうか。会場の約半分に投影した映像でバーチャル空間を作っています。内側から映しているはずですが、つなぎ目がないのが不思議です

左は今回Adobe Systemsが買収したType Kitの創業者Jeffrey Veen。右は彼をいとおしそうに見上げるAdobe Systems 最高技術責任者のケビン・リンチ。10年以上ウェブ業界の発展を牽引してきた朋友どうし

本日の目玉はやはりアドビの大きな戦略転換である「Adobe Creative Cloud」の発表だったわけですが、転換が大きすぎて会場の参加者、とくにノリがいいはずのアメリカ人までもが「キョットーン」としていました。

アドビがアプリ、フォント、もろとも制作環境をクラウド上に構築することを提案したということは、ますますクリエーティブ業界の「メインフレーム」だった「印刷所」という存在が軽くなり「受発注作業」の構造が変わらざるをえないということを意味しています。
もっと乱暴な言い方をするとアドビはこれまでのアドビをぶちこわそうとしているわけであり、これまでのワークフローをある程度捨ててしまえと我々に提案しているのであり、それにあたってアドビもけっこうリスクをとって商売の仕方を変えてしまうよ。と宣言した、ということになります。

これからクリエーティブに関わるあちこちの業界でスクラップ&ビルドが起きるでしょう。
それでもかまわん、それしかない。という決断を規模の大きいアドビという会社が下したということは、アドビはなんだかんだいって技術の会社だという感想をもちました。
これからはクリエーティブなアイデアが、ひとりひとりのものになる。ということなのでしょう。
ではまた二日目に。

2011/09/11

奪われたものを取り戻そうとしてさらに失う

コーエン兄弟大好きでーす(とはいえ90年から2000年の10年間の作品すべてしか見てないんですが)。
やっとノーカントリー (原題:No country for old men)みました。2007年の作品です。
アメリカと死という巨大かつあまりに抽象的な概念の現場をすごいデッサン力で細部にわたって描画した2時間でした。
私の映画史上最強にタガの外れた描画で光った狂人格者が、人殺しとして万能屠殺銃を武器に登場します。この役の演出が素晴らしかったです。

人と人とのあいだに「不都合」という変な状況が起こる理由は、いつかかならず死ぬと知っていながらも、今日は死なないんじゃねーの?明日もだいじょうぶじゃん?という漠然とした期待のなかで、損しないように、なくさないように、減らさないように目を光らせて生きているからです。

生きてるうち得た金は無くなっていくし、努力しなければ技術も失います。若さも、健康も、性欲も、美しさも、ぜんぶある一定の分けまえから減る。そのうえいつか死ぬ。

分けまえの減り具合に敏感すぎて、そのぶんを取り返そうとする人もいます。
人のぶんを奪おうとする人もいるし、減ったぶんよりもっと得ようとする人もいる。そういう気持ちの総称を欲といいます。
だとすると不都合に敏感な人ほど欲が強いと言えるかもしれません。


人は奪われたものを取り戻そうとしてさらに失う。結局は傷口から出る血を止めるしかないんだよ。


劇中、元警官が言う台詞です。
因果応報から脱却しなさいよ。という意味にちがいないですが、因果の因が奪うことなら、与えることがもたらす結果は簡単に世界を救うことができるはずです。
まずは、自分に起きた不都合にもっと鈍感になることからはじめよう。と、この映画を見て思いました。


最凶の刺客、シガー扮するハビエル・バルデム。保安官を殺害中。むかしトム・クルーズの彼女だったベネロペ・クルスと結婚しましたね。トムとはある意味、兄弟です。

ほんとはこんな顔。

2011/08/31

何より重要なのは自由だ

マイケル・ベイ監督作品トランスフォーマー3 - dark side moon をやっと観ました。トランスフォームシーンが好きなので全部観てます。
さすがに3回目になるとそのシーンにも少し慣れたので、それ以外の部分を初めて気にしてみました。

地球の外からなんらかの脅威が地球を襲うがアメリカのおかげでピンチ脱出。というストーリーはほとんどジャンル化するほど定着しましたね。だいたい「君もUSアーミーに入らないか?」みたいな内容だけどそれなりに外さないという鉄板モノです。
むろんトランスフォーマもそのジャンルのド真ん中。地球襲われるー大都市ぐしゃぐしゃーアメリカ困るー少数の米国軍及び一般人で構成した勇者軍団が肉弾戦で勝利 のプロット通りです。
アメリカ。だいたい、よその国の部隊とかに声かけませんから。自分でなんとかしようとするんですね。映画のなかでは地球はアメリカのものだ!という前提なのでかまいませんけどもその設定は間違いなく盛り上がるので大好きです。地球をよこせ!という宇宙人との交渉のテーブルについてるのは米国政府だけ。とか普通なのが乱暴でいいなあ。と思います。

全体的にいつも通り面白かったのですが1点残念だったのは1と2でヒロインだった美しき人食い吸血鬼※(ミーガン・フォックス)が監督にタテついたおかげでクビになり、3からは長い名前の女優に変わったことです。これ自体しょうがないですが、この原因がある大きな結果につながっているところが残念ですが笑えました。
ミーガン扮するミカエラは自立心旺盛な女性で車のメカニックに詳しく、素晴らしいドライビングテクニックで主人公やオートボットを助けるという立派な戦力だったのです。
ところが新しいスレンダーボイン&金髪の彼女は金持ち経営者になびくわ、無職の主人公は見下すわ、逃げるときは(わたしをおいていかないでー!)と足手まといだわ、唯一凄いのは10cm超えのヒールはいて猛ダッシュできることくらいという。でも、ハクい。ハクい女(スケ)とはこういう女ぜよ。という全米の妄想を念で固めたような風貌をしていました。

おかげさまで

「俺にとって何より重要なのは正義でもなんでもない、己自身の心の自由なんだー!!」
という若く透明であるはずの主人公の叫びが

「俺にとって自由ってのはマッチョであることとハクいねーちゃんのケツを追っかけることなんだー!」
というまるで成り上がりの中年オヤジが銀座の中心で叫ぶようなニュアンスにトランスフォームして聞こえてしまう。
という衝撃の結果になってました。

トランスフォーマだけにな!ははははは。

※人食い吸血鬼
ミーガンは「ジェニファーズ・ボディ」という、ジャケットはエロ映画、観てみるとホラー。よく観ると青春映画。という味わい深い作品で、男を食う(比喩でなくモリモリと生で)役で出てます。


トランスフォーマと関係ないんですが、海軍大好きマイケル・ベイが昔撮った「ザ・ロック」。アルカトラズ爆発したと思ってたんですが、こないだサンフランシスコ行ったら普通に浮いてました。
ラストのニコラス刑事が吹っ飛ぶシーン。ベイがいかに海軍が好物か、わかりますね。






2011/08/27

ウィル・フェレル

ウィル・フェレルが好きです。
マイク・マイヤーズより好きかもしれません。
アメリカ人は関西人だと思うことがたまにありますが、ウィル・フェレルの前世は間違いなく関西芸人です。



ベン・スティラーも好きですが、ちょっときれいめなのでもうちょっとアホさがあればよいですね。
マイク・マイヤーズといえばオースティン・パワーズですが、
わたしはどちらかというと昔のウェインズ・ワールドのほうがお金がかかっていないぶんそこはかとない楽しさがあってよかったです。
アメリカのコメディアンではジャック・ブラックも人気があり、ベン・スティラーとはTropic Thunderで競演していましたね。ジャックは「濃さ」が外見にマッチしているのでわたしはそんなにタイプじゃないです。

ところでベン・スティラーやマイク・マイヤーズと競演経験がありながら、コメディアンでない役者は誰でしょう。
それは、トム・クルーズです。黙って以下の映像を見てください。Tropic Thunderの歴史に残るエンドロールです。



トム・クルーズもおそらく、前世は関西芸人であったことが、わかっていただけるのではないでしょうか。
それが言いたかったのです。

2011/07/23

女性が参加しやすいITイベントの作り方について

編集長直々にお詫びのメールもちょうだいしたので、取材対象としての意見というか、感想を書きますね。
元記事
http://engineer.typemag.jp/entra/2011/07/-it6.php


矢野はぜんぜんいらっともきませんでした。
だいたいパブリックイメージとしての女性ってのはこういうもんだろうな、というくらいでした。
取材と編集を担当したKさんにはお会いしているので悪気があってこうなったわけでないのはわかります。たぶん、ほんとにいろいろ面白いと感じてくれたのでしょうが、それを表現する言葉がなかったんだとおもいます。
人間わけのわからないことに遭遇すると、自分が知っている何かに例えて理解しようとしますから、そういう力が働いたんだろうなー。くらい。
女性だけであつまって、たのしげに、時には真剣にITの話をしている。なんか理由が欲しいですよね。なんでそんなことしてんの?って思いますよね。

自分の話をするならば、速い話が反抗の1スタイルです。
IT業界って女性少ないよねー。Androidって女性ユーザーいないよねー。難しいことって女性にはわかんないよねー。

いやいやいやいや、そんなことないから〜。いるから〜。すきだから〜。わかるから〜。

という。あらがいたいんです。
もっというと、私の周りの女性は女性と男性の差をそんな強く意識したりしてないです。
男か女かなんてそんな重要じゃないですよね?面白い人間か、そうでないかじゃないですか?
わたしはそういう固定観念にあらがうことが楽しいので女子部をやっています。
あらがっているんだからどう思われようと全然かまわんのですし、うまく伝わらないことだってあるサ。という程度の出来事でしたので、だれも謝ったりしなくていいんですよ。
これからも誇りを持ってあがらいますので、
みなさんも誇りを持っておつきあいください。

2011/07/08

Android向けカメラアプリ 6x6cm(ロクロク)βをリリースしました

Androidのカメラアプリが少ないので、作ってみました。
ずっとギーク系ガジェットと言われてきたAndroidも、ユーザーの顔ぶれは実に豊富になってきましたね。私自身どんなふうにAndroidケータイを使ったらいいの?とか、スマートフォンって何が楽しいの?と質問される機会がとても増えました。
そこでよく回答するのがカメラアプリを使うことです。

自分が経験した楽しい瞬間とか、きれいな風景、かわいい何かとかって、写真に残したいじゃないですか。それら大切なシーンをあとで見返しては「あーあれはおもろかったなー」とか「うまかったなー」とか思う。で、21世紀になってカメラとケータイが合体してからというもの撮影のハードルは下がり楽しみかたは広がっています。
そこで常にインターネットにつながっているAndroidやiPhoneが登場して、今度はネットとカメラが合体したと。そうなると「あーあれはおもろかったなー。」にくわえて「ねーみてみて」が、むちゃくちゃ簡単に出来るようになった。
しかも、SNSという「ねーみてみて」専用施設のようなサービスと連携すれば、あっというまにリアルな行為がネットに置き換わって、写真を撮るモチベーションもさらに上がったのであります。しかも
「みてー」「おーいいね!」「良いところでしょ?」「私もそこ行ったことある!」みたいに写真を中心としたコミュニケーションにまで発展。イベントが写真にくっついてきたというまさかの体験が発生してすごい楽しいわけです。これぞスマホライフの本命。これがスマホを使う一番わかりやすくも楽しい理由だとわたしは考えています。

ところがです。上がったモチベーションのおもむくままに写真を撮りまくって共有しまくっていたら、本来大切だったはずの、写真を撮るための原動力だったはずの「あれはおもろかったなー」という「見返し行為」がめんどくさくなっていることに気付いたのです。
つまり、なんか写真を中心とした会話(イベント)があっちこっちに散逸しているために、自分の写真でありながら、いちいちあっちこっちのサービスを見に行かなきゃならないという。

写真はソーシャル化しても自分の想い出として手元に置いておくのが自然だよね。というわけで作ったのが6x6cm(ロクロク)です。(6x6cmのアイデアまとめ図)


まずは普段使いのカメラアプリとして、お手元においていただければ幸いです。
普通に12種類のエフェクトを搭載していたりして、使いやすいです。
そしてリリースしてから育てられるのがAndroidアプリの醍醐味。ご意見、ご要望も頂戴できるとありがたいです。
Good picture and communication will make your day!!

よりくわしい機能については6x6cmのサイトのニュースをぜひごらんください。開発チームの身長差が30cmくらいあります。

2011/07/04

デザイナーちゃんとプログラマーちゃん

アプリ制作において新しいデザインを生むのはやっぱプログラマのほうですね。
デザイナはどうしても概念を「かたち」に置き換えて理解するクセがあります。たとえばアプリの画面フローなんかを作るときにすでに頭の中では画面と画面が、なにがしかの概念を表す構造図になって関係しあったりしてます。構造図になっていること自体は悪くないんですが、何か新しいものを作ろうとする時、構造にあてはめて考えようとすると結構陳腐というか、アイデア的に弱い感じになりやすい気がしています。うまくいえませんが「デキル前からすでにかたにはまっている」というかんじです。デキてからの仕事としてはデザイナに負う部分は大きいのですけどもね。

基本プログラマちゃんの頭の中では構造なんかは眼中になく、それこそ設定した目的を、なかば場当たり的に処理する過程で必要な画面が、適当にフローして、結果を吐く。それが結果的になにか既存の構造に似てるね、とか、例えばこういうことだね。とは言えるだろうが、プログラマ自体は「たとえばこうだ」と思ってないのが面白いですよ。

優秀なプログラマちゃんは「めんどくさいことが嫌いだからプログラマになったんだ」というし、デザイナちゃんは「めんどくさいことが好きだからデザイナになったんだ」と言います。
プログラマの作ったモノは使いにくいとはよくいいますが、それはその発想をうまく周りが生かしきれていなかったからだとは言えないか?と、なんか妙にそのあたりしつこく考えてみたくなりました。

と、こんなことを考えたのは、名古屋工業大学 岩田彰研究室、名古屋大学 安田研究室、愛知県立大学 小栗研究室、株式会社NTTドコモ東海支社(以下ドコモ東海支社)による産学共同プロジェクト「NEXT COMMUNICATION FORUM(以下NCF)」の活動のお手伝いとして、7月2日、3日の2日間、UI基礎セミナーを担当したせいですね。。そこで学生さんたちにUIとかそもそもデザインするってこういうことですよ。というお話をしてきたのであります。
前半は座学で、後半は画面遷移図と手書きのUIラフスケッチの作成をしてもらいまして、講師担当者ともども大変楽しい時間をすごさせてもらいましたが、そのときその場には学生プログラマと学生デザイナーが、分け隔てなくそれはそれは楽しそうに意見をやりとりしていたものですから。

デザイナはデザイナで形にこだわっていいし、プログラマはプログラマで形なんかどうでもよいってスタンスでいい。だってそれがお互いの役割だもの。



あなたはあなたのままで良いのです。という真理を映画化するとこうなる。という名画でゲイの教典的作品「 The adventures of Priscilla, Queen of the desert」のオープニング。子供も生まず、贅沢をして、華やかな人生を歩んだけど、本当のあたしが見つからないの..というキツいぼやきを美しく歌い上げることから始まり、最後はバカボン並みに「それでいいのだ!」で締まりますのでeverything gonna be alright!大丈夫でーす!

2011/06/19

プロジェクトほにゃらら!

wcan 2011 summer ぶじ終了しました。
オール女性キャストでお送りしたこの会、全セッションとても勉強になったし新しい発見もあって楽しかったです。オーガナイザの山本さんほんとにありがとうございました。
今回同行した息子が同伴史上最も大人しかった(単に成長した)おかげで大好きな林千晶さんのセッションをじっくり聴講できたのはうれしかった。
林さんのお話は、プロジェクトマネジメントじゃなくてこれからはもっとクリエーティブにプロジェクトデザインで行こうぜ!という内容。Web制作は以前から関わる人が増えたり要件が複雑になってきたりという都合から、作業の進行をどう管理するかという視点がけっこう重要になってきています。昔からソフトウエアもシステムもマネジメントありきで作られていますし、Webにもそうしたプロマネの動きは取り入れられてきてはいましたが、現場の感覚として「なんか違う」という思いを持つ人はいるはずです。
まず、発注側の意見としてよく耳にするのは

「進行管理のしっかりしている制作会社ほど、頼んだこと以上のことはせずアイデアもださないので期限通りになんらか納品されてもその成果物が本当の成果を出すことはない」

キャー。

そのような制作会社は「工場」と呼ばれます。
とはいえ「業務 must go on」なので工場は発注者にとって心強い存在であることは間違いない。ただ、失敗はしないが成功もしていない。そして担当のうちの誰かがちょっと気持的に病気になって1つの物語が終わります。

では、本当に望まれる進行とはなんなんだあー。
それは関わっている人間たちが型通りの動きをすることでなく、型は理解しつつも相手の都合や思いをくんで「ここぞ」という動きに変化を付けて行くこと。
乱暴な言い方ですが「あっちの都合」と「こっちの都合」をあえて分けない仕事の仕方が必要になるのです。
実は、こうした進行ではオーガナイズする側がなにがしか損をします。損というと語弊があるけどプロジェクトの範囲では「与える側」になります。より具体的にいうと、忙しさと収入は反比例するということです。

でも私は考えを改めました。与える側に立つことは損なことだろうか。
千晶さんは「人間にとっての喜びは自分自身の行為が人間関係の改善につながったとき、はじめて得られるもの」と説明します。
そこを考えると今までの進行は改善の余地があるんじゃないかな?と。
自分は何のために働いているのか、とまじめに考えた場合、なにかちょっと得したいとかお金欲しいとかでなく、やはり誰かにほめてもらったり、あなたにお願いしてよかったといわれたり、なんらか、人とのやりとりで交わした会話や表情しか、残ってません。いままで考えるのが面倒だったり、きれいごとを言うのが嫌だという理由で「金のために働いてる」とか言うこともありましたが、他者との関係のために。というのは腑に落ちます。
こないだ友人に「give and given(与える側であればこそ与えられる何かもあるんじゃね?)の法則」を教えてもらったばっかりなのですが、そのことも合わせて考えると、今、矢野のなかでは
「もっとファンキーに仕事しよう」という結論に至りました。
プロジェクトデザインについては今後林千晶さん率いるロフトワークさんがなんらかメソッドを共有してくれるはずですが、わたしもこのことについては積極的に考えるつもりです。


ファンク大魔王ジョージ・クリントン率いるパーラメント(P-funkプロジェクト)の”give up the funk”(意訳:ファンク中毒)通称 Bring the funk(直訳:ファンク持ってこいや)。
ジョージ魔王はファンキーなプロジェクトをオーガナイズしていたファンキープロジェクトデザイナー。
今見てもなんで羽?なんでオムツ?なにそのふさふさ?地毛?とかもう過剰なほどの楽しさ。多くの人々をハッピーの渦に叩き込んだその姿勢にこれらのデザイン業界が目指す方向性が示されています。

2011/06/03

トトは結局しあわせだったの?

息子とジュゼッペ・トルナトーレ「ニューシネマパラダイス」鑑賞。漫画映画以外8歳で初めて見るふつーの映画だが内容はほぼ完璧に伝わったようでさすが名画。
映画狂のトト少年が映画技師アルフレッドから映画や人生について教わるという内容でございます。
映画館「ニューシネマパラダイス」を中心に古き良き田舎の風景が淡々と映し出される訳ですが、恋人が去って行った青年トトは後半、アルフレッドの「街を出ろ。お前の本当の仕事に就け。お前に会えなくなってもかまわない、お前の噂が訊きたい。二度と戻るな」の教えにしたがって、30年帰らない。そして都会で立派な映画監督となって、アルフレッドの葬式に帰ってきて感動のラストです。
アルフレッドが望んだように、トトは映画監督という立派な仕事に就き、尊敬を得て、生活も豊かになりますが、トトはどうやら青年の頃に愛したように女性を愛することはできなくなっていますし、まず、ラストまで表情が全くないという設定です。心が世界の外にほうりだされているからこそ世界を描く映画監督になれるのだということかもしれないですが。
面白かったのは、そういうことについては8歳でも気になるのだということです。
最後まで見終わった息子がしつっこく「トトは結局幸せだったの?」と訊くのですね。
村を捨てちゃいけなかったんじゃない?大切な友達は死ぬし、誰からも愛されてはいないし、家族ともはなればなれで、仕事だけでしょ?そんなの不幸せじゃない?アルフレッドはどうして出て行けなんて言ったんだろうー。と悩んでいました。
○○だから幸せだ。ということはないのだ。という話はまだ先のばしにしてもいいヤ。とおもうので、最後は幸せそうだったからいーじゃーん。と言っておきましたが、おそらく、幸せとか成功とかは、自分がいちど望んだような理想の自分に近づいて行く過程で、たまーに笑ったり、感謝したりできることなのだ。つまり、すごく粒度のちっこいことなんだねー。息子よ。とおもいました。だからずーっと幸せってことでなくても、それはぜんぜんアリなんだよー。むしろ大切なのは、理想の自分に近づくことなんじゃないのかな。

2011/04/09

Queenの「なんやねん」ビデオ3選

「曲はイマイチだけど、ビデオは良いよね。」
という楽曲がこの世にはたくさんありますが、つまらない傾向です。ビデオが楽曲(の枠を)をブチ壊すくらいクリエーティブがフリーダムだった時代。その代表格がQueenです。だいたいどの曲のビデオも秀逸ですが、なかでも私が好きな作品を3作まとめておきます。




ドカーン。ブレイクスルーちゅうたらドカーンやろ!(わたしのなかでフレディは関西人なのです)の鶴の一声で方向性が決まったであろう1作。私は最後のカットのみんなで「わー」が好きです。



松本人志の女装の原点がここにあります。さらにQueenのビデオにありがちなアングラ芝居風のシーンが冴えます。人間丸太で転がるフレディ。それがブレイクフリー。ところで女装したブライアン・メイが普通にかわいいのですが、某日経○P社、書籍担当美人編集者のT畠さんにそっくりです。



セクシーコマンドーの原点がここにあります。鉄砲玉を胸に込め女を投げ飛ばす。ビール会社や甘っちょろいトレンディードラマの手におえる曲ではありません。
フレディ、この女を全然好きじゃない。男女限定の愛などまがい物です。石だろうが同性だろうが生きていようが死んでいようがyou are my エクスタシー。それがフレディ流なのです。

2011/03/31

negau.org子供支援プロジェクト


ひつじよたのんだぞ。, originally uploaded by yano rin.
1PAC. INC.の阿部さんがあっという間に子供に救援物資を送る被災地支援プロジェクトを立ち上げたので早速協力準備開始。
強いストレスのなか、お人形とか前よりずっと恋しくなっている子も居るだろうなあ。ぬいぐるをプレゼントしよう。息子が人様から頂いたりしたまんまあまり活用していないぬいぐるみが棚に眠っているので、それをきれいに洗って形を整え、しっかり乾かす。
いくつかは息子が気に入っていて、旅行に数回連れ出したようなのもあるしそのぶんはよけておく。でも息子にもなにか協力してほしいなあ。ちょっと電話してきいてみようかな。
ねー、いま5個くらいおきにいりっぽいのがあるんだけどさ、どれかプレゼントにいれてもいい? 
息子即答「全部ダメ」。じゃあ1つでいいから。「ダメ」。あのさ、7歳だからもうわかるとおもうけど、人様を思いやるってことはさ、自分にとってほんとに大切だと思えるモノでも、その人のために差し出せるってことなんだよ。ママはさ、くうやに思いやりに挑戦してみてほしいんだよね。だから1こでいいからさ。「ピンクの熊はサンタさんがくれたからダメ、ぶたピーは熊のともだち、モモンガは三人で動物園で買ったでしょ、ひつじは..おねーちゃんがUFOキャッチャーでとってくれた」1こでいいから。「ひつじ..」
ひつじ、いいの?「いやだ。うん....いいよ、グスグス。」お前偉いよ!泣くほど大切なものをあげるって自分で決めれてえらいえらい。お前のだいじなひつじ、絶対誰かのだいじなひつじになるから。お前毎日ひつじげんきかなーって考えな。ひつじ、きっとかわいがってもらえるよ。「グスグス」。阿部さんえらいよね。あのひとは、だいじな時間をいっぱい差し出して、思いやりにむちゃくちゃ挑戦してんだよ。くうやもえらい阿部さんに協力できてよかったね。ありがとありがと。
と、言って息子が泣きながら差し出したひつじよ。いってらっしゃい。たのんだぞ。

2011/03/12

帰宅難民



2011.3.11
12:20 原宿駅
到着後簡単に昼ご飯が食べられればと思ったが、訪問先の事務所はホームから歩いて20分くらいかかることがあるためちょっとギリギリか。電車からおりたとたん同行予定のS社のOさんと同じ電車に乗っていたらしくばったり。お昼はちょっと時間ないっすね。と二人でまっすぐ原宿P社に向かう。
12:45 P社到着
約束の時間より15分も早く着いてしまったのでズドさんもきょーすけさんもまだ出社していなかった。Oさんとふたりで打ち合せ内容の確認を先に打ち合せスペースでさせてもらう。5分くらいでズドさん、10分くらいできょーすけさんが来る。本格的に打ち合せスタート。
14:45 地震
かなり打ち合せの内容も核心の部分にきて、確認事項も重要点に話が移り始める。結局、コスト(グラグラ)を算出する(グラグラ)根拠としての(グラグラ)調査(グラグラ)
「ちょっと、ズドさんテレビ押さえてテレビ。」「え?はあー」全然おさまらないね。きょーすけさん大丈夫?「いや、ぼく酔ってきた。震度何でしょう?」(下の階で)「うわーっ。大丈夫ですか??」Oさん「ちょっと人生で一番揺れました。やばくないですかこれ?で、何の話でしたっけ」ズドさん「マグニチュード8とかやばくないですか?」わたし「ズドさん!テレビ!また揺れてきたよ!」
なんの話でしたっけ?
えーと、で、提案に含めるにあたり。
もう今日やばくないですか。絶対電車止まってる。ええ、じゃあ、そんなかんじで今日はこれで、いったん終わりということで、調査用の資料とか週明けまでよろしくお願いします。では失礼します。(グラグラ)ズドさんテレビテレビ!
15:00 原宿-渋谷
道路に人がたくさん出ている。タバコ片手に驚いたーと話し合うパンクの外国人同士や派手な美容専門学校の学生たち。店のディスプレーも特に異常ないので御神輿見物のようにも見える。なんか大丈夫っぽいっすね。とくに被害ないっぽいっすね。竹下通りもいつもの雰囲気だが、突き当たりの原宿駅は交通整理の警官が5名ほど見え人があふれているところをみると動いていないらしい。前線見合わせ。
これだめっすね。タクシー拾って会社戻りますか?渋谷方面行って。代々木公園の脇をぬけるとビルから公園に移動してきた人で公園がいっぱいになっている。避難してますね。会社戻ったら誰もいないんじゃないですか?あれ?奥さん電話つながらない。Xperia見たらTwitterのDメッセージで相方から無事との連絡あり。ついでにTLを見るとただ事でない様子。
15:20-16:00 渋谷-品川
渋谷へ向かう途中偶然出くわしたタクシーを拾って品川へ。高輪あたりから混雑が始まり、品川まではおよそ40分くらいかかった。普段の10倍くらいの歩行者。運転手さんラジオつけて。5人、10人、50人、10分刻みで増えるけが人と死亡者。家が車ごと流されてる?飛行場がドロだらけ?品川駅付近では腹をくくったビジネスマンが既に横浜方向などに向かって一斉に列をなして歩き始めている。国道は渋滞した車と両脇に人の波。
会社電気ついてるみたいですね。普通に仕事してるんですかね?おれ会社戻ってどうするんだろう。保育園電話通じないな。家帰れるかな。じゃあ、また。このまま横浜まで行きますー。
16:00-00:00 横浜へ
品川から川崎方面まで移動するも刻一刻と渋滞がひどくなり、とうとう多摩川を超えたあたりで動かなくなる。子供の学童保育に電話がつながらない。TwitterのDでたびたび相方に連絡。学童に今日中にはつけると思うと連絡をいれてもらう。携帯の電池が切れそう。PCから充電する。電気がないとどうにもならんな。運転手さんまいったなあ、まいったなあ。とたまにつぶやく。このまま乗っていてもトイレに行けないし、運転手さんも戻れなくなるかもしれないし、10キロ程度なら歩けるし、なにせ先が見えないしで、大師越えたあたりで歩くことにする。子供は遅くなっても大丈夫だろうけど、どうせえらいことになるならそばにいてやりたいしなあ。運転手さんもうここで降りるわー。ここまでつれてきてくれてありがとー。気をつけて、怪我しないでねー。はい、こちらこそありがとう、こんなものしかないけど。あめ。食べて。と、のど飴もらって歩き出す。
途中停電地域では信号も街頭もない夜のネパールのような状態の箇所あり。なんとなく遠くに右から左の流れが見える。あれはたぶん第一京浜。行軍みたい。Macbook肩にヒールのブーツ。重いけど普通に歩ける。ちょー限界ー。とかマジ勘弁ー。といいながらみんな歩く。途中の自転車屋さんが大繁盛。横浜より遠い人かもしれない。中華料理とインド料理は営業していて歩き疲れた人が食事中。日本の店はだいたいお休み。どんどん歩く。途中コンビニに寄ってシュークリームとヴィダー・イン・ゼリー買う。店の外までトイレ待ちの列。男性は途中ちょっと脇に寄っておしっこしてる人もいた。かなり歩いて鶴見区役所でトイレ休憩。家に戻るのはあきらめてください。今いる場所で夜を明かして。と警告あるが子供子供。あるくあるく。
大津波警報、沿岸沿いの道路は全面封鎖。パンクした車両。道路脇にヘタリ込んでる人。東神奈川6キロの表示を見たあたりでフと思いついて死んだりすることもあるので実家の連絡先と朝まで戻らなかったら子供よろしくーと相方に連絡を入れる。了解ー。と、相方はこういうとき事務的で助かる。あるくあるく。見たことある風景になる。公衆電話はお金を入れなくても使えた。実家と学童と相方に連絡入れる。すぐつながった。すごいぞ公衆電話。携帯は相変わらずダメ。
学童行く前に家の安全を確認しよう。子供つれて帰ったら燃えてましたじゃかわいそうだ。歩き出して3時間で家に到着。もともとボロいせいか柔よく剛を制す。どこも壊れてない様子。1つだけますいさんが昔怖いと言ってた置物が床に落ちていただけ。
電気、ガスまわり、トイレの流れなどチェックして車で学童へ。0:30、熟睡している息子を叩き起こしてスタッフのかたにお礼を言って帰る。あと4人ほどまだお迎えにこれていないとか。第一京浜行軍中保育園でもスタッフ2人程度が3,4人の赤ん坊をげっそりしながらあやしているのを見かけたが、逃げる必要が出たときは大変だ。帰宅後は風呂に入りたかったが「全裸で停電」とか困るのでやめてそのままろくに着替えもせず顔も洗わず寝た。

実は帰宅難民状態になって感じたことは特になく、基本的には登山などの注意点と同じで
行きたくなったときはもう遅いのでトイレは早めに、とか、街灯が乏しくなったり車も焦っているのでできるだけ人の多い広いところを歩いた方が安全っぽいくらい。
ただ、なんとなく「非日常」で高揚した気分が「イラ立ち」に変わっている人もいたのでケンカとかは注意したほうがよさそうかも。と感じた。
翌日は疲れたが、土曜日で助かった。

2011/01/25

フェイスブック 若き天才の野望 感想文

マーク・ザッカーバーグ主演、facebook血風録、読了しました。
いやー。ホントこれ21世紀の話なの?っちゅうほどドロ臭い前半はすごいですよ。なんかねー、セックス、ドラック、ロックンロールです。
世界制覇の夢を見て酒を酌み交わし、問題児扱いされる様子はまるで70年代のロックスター黄金時代の回想録を読んでいるよう。
「刺激のプールで溺れるような毎日さ。世界は俺たちの足下にあって、俺たちは100%自由だった」みたいな(そんなこと書いてないけど)。映画化したのがロックミュージッククリップ出身のデビット・フィンチャーだというのもうなずけます。きっとマークはカリスマ性のあるサイコ野郎として描かれているに違いありません(ちがったらすいません)。
そして中盤からばんばん出てくるITおよびメディア業界の世紀末覇者たちがまた濃い。「わしゃあGoogleの襟苦・首満っ賭じゃーい」「なんぼのもんやわしはMSの酢帝武・場瑠魔ーじゃあ!」「どけどえいっ!わしこそが流波ー怒・真ァ毒やァァァッ!」という感じで巨額の金を武器におぼこいマーク君をたらしこめようとするのですが、われらがマーク君はお金にちっとも興味がないのです。
その肩の透かし具合はアキラが泣いたら東京が吹っ飛ぶ。というくらいのコントラスト。金額が次第にヒートアップするにつれ、読者はみな10億ドルの価値があいまいになり、金銭感覚が狂うでしょう。
マーク君は文中、不思議な人、ちょっと変わったやつと表現されています。たとえば側近の人には
「人はたいてい安定期や節目があって、のんびり祝福したり達成感を味わったりすることがある。マークにはそれがない」
と映るほど、日々絶えず彼だけの理想に向かって猛烈に働くのです。立ち上げ当初は「たびたび気絶」していたというほど、寝ないし食べないし。
われらがマーク君が日々走り続ける理由。彼をやみくもに引き回す啓示は何なのか。
それは「世界をうんと透明にすること」です。主体的に自分の情報をネット上で共有させる行為が定着したあかつきには、人間が世界に対して正直になり、模範的な態度さえとることが可能になるという理想。要するに田舎でいうところの「町内これ全員知り合い」状態が人間を律し、世界が大規模によくなるという理想が1つ。もう1つは、ネットワークの普及によりいやおうなしに進む情報大公開時代という名の方向性を人間がコントロールするための仕組みが欲しい、という願い。
マーク君はGoogleがそこらじゅうをロボット(とかカメラ付きの車)に這い回らせて、世界を自動的に透明にするシステムを作っても人間は幸せにならないと信じているのです。そうではなくて、人間が主体的に情報を選び、公開していってこそ世はネットの恩恵に預かり、人々は本当の知恵を得るときが来るんだ!というように。
わたしにとって面白いのは、透明でない社会、ウラがある社会というのが「よくない結果」につながるとマーク君が考えていることです。確かに「隠す」ことは昔自己防衛の1手段でしたが、いまや出していって見せていって「裸ですが何か?」という状態にしておいたほうが弱みはなくなりますよね。所有してなきゃ奪われないし、隠してなきゃあばかれないと。
ただこうした考え方はネットの黎明期からあって、こういうことになるという予言も珍しくない。問題はなんでマーク君がそっちの方向に行ったのかというきっかけだと私は考えます。本書でちらっと触れられているんですが、どうやらマーク君はとある女の子にフラれたか、裏切られたかしたそうです。そのとき「クソあのアマー!」と、カっとなって1つサービスを作っている。それがfacebook誕生に少なからずつながっているというのは良い話だなあー。としみじみしました。わたしはマーク君の野望を矮小化しようとしているのではありません。やっぱりマークは正しい。
人間はどこまでいっても肉を通じて得た感情でしか動けないんですな。そしてたぶん物事も人が感情を通じてマジに信じた方向に動く。imagine there is no havenですよ。
「どうして音楽をやってるかって?モテたいからに決まってんだろ!」という感情まるだしロックスターとマーク・ザッカーバーグはたぶん等しく正しい。モテたいと表明しなくてもマーク君の体にはやたらマッチョな欲望がグラグラ煮えたぎってるんだろうなあ。マーク君の場合、感情表現はずぬけてヘタくそらしいですが。
でも、欲があるからといってそれに振り回されてやりたいほうだいやるのは凡人。マーク君、ちゃんと付き合いの長いステディと幸せに暮らしてるらしいです。ヒーローはまじめなのです。ヤクザロボットみたいな顔して決して筋トレを欠かさなかったミック・ジャガーみたいに。そして世界は感情で動いている。イエ~イ。
うがった読み方をしましたが、ほんと読む人の立場とか興味によりたくさんみどころのある内容です。株とか経済に興味がある人ならそのへんの細かい攻防に興奮するでしょうし、CEOという仕事がどんなもんか知りたい経営者志望の人にもたくさん得る情報がありそうですので是非どうぞ!
命短し恋せよ開発者。心からそう願います。そんで世界を変えようじゃありませんか。