2007/07/23

劇団ダンダンブエノ 双六公演「砂利」

スパイラルホールで表題の舞台を鑑賞した。
片桐はいりさんが好きで、最後にはいりさんの舞台を観たのはもう4年くらい前ですげー遠い記憶である。子供が生まれてから仕事以外でほったらかしにできなかったからなあ。
で、舞台だが、片桐はいり恐るべしであった。公演中だしネタバレになるので多くは書かないが、凄く面白いとだけ言っておこう。はいりさんって舞台の上では身長が2メートルくらいにみえるのはどうしてだろう。おなじくらいか、はいりさんより大きい役者と共演しても、なぜかはいりさんのほうがでかくみえる。
でもふだん会って「どーもどーも」とかいうとそれほどでもない。
存在感って物理的に人を大きく見せるのか。
ところではいりさんが2冊目になる本を出した。「グアテマラの弟」という。半分くらい読んだけどこちらも非常に面白い。
現在グアテマラで暮らす弟さんとはいりさんの関係が中心なんだが、そばで暮らしたころは馴染めない二人が、地球半周の距離を得ることで心を繋げることになったのが興味深い。なんだかんだいっても遠くにいくと心配だよね。といった「居ないから気にかかる」というでもないんだな。はいりさんにとってコミュニケーションは尊いもので、最小限の情報量をいつくしむ姿勢なのかもしれないな。と、勝手に想像した。
こちらもおすすめです。

2007/07/21

CSS Nite in OKINAWA "SUMMIT 2007 セッション内容の詳細

CSS Nite in OKINAWA“SUMMIT 2007”

「楽しくデザインする技術」
と、題してウェブページの作り方を紹介します。
「考え方」だけでは実務に役立つかどうか、わかりにくいかもしれないので、
実際に作例を紹介しながら具体的な「作り方のポイント」も解説します。
ですが、持ち時間の関係上デザインはPhotoshop上でグラフィックとして行い、実装に関するところまでこのセッションでは踏み込みません。スタイリングの部分のみ参考にしていただければと思います。
Photoshopの使い方。的な側面もあるかもわかりませんね。

どんなページの作り方を紹介するかというと・・・
↓こんなかんじです。



これは書籍「スタイルシートデザイン」で取り上げた作例です。
このままだとちょっと汎用性が低いので、もう少しアレンジした形にします。

雑誌で「ネタ」的な記事を見ても、実際作っているところを見てみないとわかりにくいなー。と思っている方や、なんかいっつも同じ感じのページしかできないので、だんだん仕事がつまらなくなってきた・・・。とお考えの方などを想定してお届けいたしますので、ふるってご参加くださいませ。

内容についてのご要望もコメントしてくださいね。

2007/07/18

変革期のウェブ ~5つのキーワードから読み解くウェブとビジネスのこれから~

表題の新書を読んだ。面白かった。
基本的にはWeb制作業務に携わる人間にとって参考となる内容の書籍と受け止められるかもしれないが、他のメディア制作に従事する人や、ビジネスパーソン全般にも届く部分はあるとおもう。
なんせ、他の業界と事情が違いすぎる。
テレビ業界を例に考えるとだ。その世界に従事する友人の話などを参考に考えても、現場の人間が主体的に「現場で起こっているよしなしごとを、そこはかとなく語り合う」とか「立場にかかわらず討議し合う」という状況は非常に珍しい。構造上の違いはあるにせよ、指示する人と作る人、受注者と発注者がいるという意味では仕事の形態はほぼ一緒といえる業界で、ディレクターとかプロデューサーが「視聴者のためになにができるか」という命題を、肩書きや局という枠を超えて座談した記録を私は見たこともきいたこともない。

記録したって需要が無いだろう。という意見があるかもわからんね。
また、局の社長クラス同士が、放送ホニャララ委員会とかで局を超えて話し合った結果が、ごくまれに新聞なんかに載ってるのを見ることもあるね。

しかし、それとこれとは違う。この本、売ることはそれほど重要視してないんじゃないかなあ。売れなくて良いと思って出しているように見えるのではない。記録してまとめることがまず大事だという気持ちが伝わったということだ。ほんとに記録だもの。ドキュメント。現場。という感じの。
これは「しゃべりやすい立場になってからしゃべる」という、「鼎談 放送と文化の明日を考える」ホニャララ委員会にて。では絶対に見えてこない、頭フル回転させて考え抜く人間たちのドラマだわ。
そもそもメディアってその流れに関しては「大本営発表」からたいして変わって無くって、マスメディアっつうくらいだから上流から下流という方向があって、現場もそれと同じ動きをするものだ。でもつくづくWebは関わる人間すべてが主体的に思考する現場なんだなあ。「メディア=あなた」というオピニオンは全然新しくないけど、「メディア=あなた」の世界で仕事を続けるにはどんな立場にあっても「思考を続けること」がいかに基本であるか、この本で再認識した次第だ。でもこれって広く一般に求められるアビリティかもしれんよ。専門用語が分からなくても(けっこう詳細な解説付き)、仕事に対する取り組み方の参考になるはずだ。

2007/07/16

全体的におわった~

おつかれさまでした。
そして、参加者の皆様、ありがとうございました。
ワコム矢野様。紙にちかづいてください。摩擦は発想の父です。
日立大場様。つくることって、本当に楽しいですよね!その楽しさを共有できるしくみができるといいですよね。
ワークスコーポレーション奥村様。DTPWorldのゆるぎないクリエーティビティ、これからも届けてください。
北海道、ライズの石澤様!りんつながり、ママつながり、道産子つながりでこれからも楽しく仕事を続けて行きましょうね!がんばれ大泉洋!!
日本電子小嶋様!矢野の馬鹿さ加減にあきれつつ、応援してくださったこと、忘れません!!
ありがとうございました!

今日もCSS Nite村は熱かった。
みなさんといっしょにこれからも、仕事し続けていきたいです。
また会いましょうね。

負けた・・

Web標準の日々、矢野のセッションが終わった。
結果は「負け」。
負けた過程は観戦者のみぞ知る。
制作中は、水産庁の人は日本の海を、海洋資源を、守ろうと考えている(はず)。海洋の現場といえば漁師。
たとえ漁師が閲覧するページでなくとも、例えば漁協の偉い人など省庁に比較的近い人だってそのキャリアは漁師から始まっているはずだ。漁師だ。漁師中心デザインにすべきだ。うおっしゃー。
と、3分くらいで考えたのである。
で、ああなったのであった。まあ、、あくまでもみかけの問題ですが。

これから実装作業に着手します。
見せ物としてはどうでしたかね?もっとこうすれば良いのでは?といったご意見があれば頂戴できるとありがたいです。負けたままでは、悔しいっす!