連休明けの資料整理中、ふとGoogle ブック検索著作権集団訴訟和解のための和解管理をちゃんと認識しておこうと思い立ち、既存の著作物の公開状況についてみてみました。
我が著作物は現在表紙のプレビューのみで内容は公開されていませんでした。
しかし、よく知っている人のとある売れ筋著作物が公開されていたので確認したところ、その公開範囲がおもいのほか広いことにびっくり。
ところで矢野は某出版社から今後はまとめて削除依頼をする方向である旨、連絡を受けているのですが、その理由は
・googleがデジタル化したことについて支払うとしている対価の支払い方法を明確にしないままでいること
・googleが予定している著作物を利用した商用サービスの利用は米国内に限定されることを予定していること
・著作物を一部表示するサービスから得られる情報により読者が満足してしまい、のこりの部分が目に触れなくなるおそれがあること
などが中心です。
で、上の2点についてはたしかに問題があるのですが一番わかりやすい最後の点について、自分自身1ユーザーとして公開されている範囲で満足できるかどうか。これをチェックポイントとし、その売れ筋書籍の中身をgoogleブックで読んでみました。
結果は、微妙に満足するかも・・。
ウェブ制作の技術書なんですけど、トラブルシューティングとか結構おいしいところがまとめてみれてしまう。
自分の書籍もそうですけど、見開き完結でコンパクトにノウハウを解説しきっている構成なので、プレビューだからといって理解が中途半端に終わってしまうということがないのです。だから、プロモーションになるというよりは、ふつうに使えちゃう。というかんじ。どうだろうなあー。これはギリギリアウトではないかと。
また、レイアウト的にゆったりしていて本文文字サイズも大きいし、図版もみやすいから画面で普通に読めちゃうし。
で、サイトをみてもたしかに対価の支払い方法は不明確で、よくわかりませんでした。
きになるかたは
書籍および挿入物を検索して権利の申し立てを行うためのツール
http://www.googlebooksettlement.com/
などでもろもろ確認してみるとよいですよ。