六本木でMSNサイトリニューアル記者発表会があった。
MSNはリニューアル2008年4/14にトップページをリニューアルする。
おおよその更新ポイントはYahoo!Japanが今年1/1に行ったリニューアルとがっぷりかぶっていた。青いYahoo!という感じであった。
事業部長の笹本氏が最初に登壇。MSNは生まれ変わります!といって下がっていった。下がるだけでなく本当に帰って行った。
次にエグゼクティブプロデューサーのショーン・チュー氏が登壇。様々なイベントをバックアップしたり、関連コンテンツを作るということを語った。途中「ミスユニバースジャパンは、美人コンテストというよりビューティーコンペティションだ」というようなことを司会の女性が言っていたが意味が同じだと思った。
「帰ってきた!いかすバンド天国2008」をやるという。このエントリー執筆時最初間違って「帰ってきた三宅裕司」と打ってしまった。ユーザーの投稿動画でいかすバンドを発掘するそうだ。動画の視聴者数と有名クリエーターなどの審査で決めるらしい。伊藤銀次と村上ポンタ秀一は今回どうするのだろう。
次に「We舞台」という企画を紹介された。こちらも投稿動画で役者を選出し、舞台をやるという。舞台監修の奈良橋陽子氏は昨年夏に「Wating for the Sun」という舞台の演出脚本をしており、そちらも事前オーディションで集めた役者を使い、舞台の内容もオーディション、という企画だったようだ。映画「コーラスライン」的な筋なのだろうか。観ていないので詳しいことは解らないが、今回その着想にネットを絡めたという感じだ。奈良橋氏はハリウッドに顔の利く人として有名だそうだが「昨日も菊池凛子ちゃんと会ってました」とさりげなく辣腕ぶりをアピールしていた。
舞台の内容は「夢をかなえるゾウ」という書籍の骨子を加えて新しくするらしい。書籍の著者である水野敬也氏も登壇して「オレもとうとうここまできた!」と興奮気味に語っていた。
後半チュー氏とファッションショーのPRに来たモデルのマリエ、奈良橋氏、水野氏の4人が並んで質疑応答。司会者が「なお、本記者発表に関連しない質問は、ご遠慮下さいますよう、お願いいたします。」とクギを刺す。とてもゆっくりと、噛んで含めるように言っていたが、きっとそういうふうに発声するならわしがあるのだろう。
質問は1社から「リニュアル時の目標ユニークユーザー数は?」というしごくまっとうな内容だったが「発表できる数字、今のところなし」とのこと。以上で終了となり、最後にフォトセッションとなって看板の前に登壇者がならんで写真大会。これは矢野も何回か遭遇したことのある風景だ。記者に配布されたスケジュールではここまでだったので写真とってさっさと帰ろうとおもったら、なぜか今頃テレビカメラが3台ほど入ってきてマイクもった人なんかも来た。おお、これが囲み取材かよ。後ろで観ていたら「マリエちゃんはブログとかやっていますか?」といったようなたわいもない質問を記者が投げかけていた。
なるほど。で、芸能関係疎いのでよくしらんが、おそらく記者発表に芸能人が絡んだときの慣習というか、伝統みたいなもんなんだろうね。
主催者側が感知するのはフォトセッションまで。ここから先は芸能界関係者に看板前という場所を貸してあげて、ワイドショーとかなんとかに後ろの看板を放映できればいいなあ。ということだね。
芸能関連媒体の方が結構いたようでどっちかというと囲み取材から「本番モード」な雰囲気だったが、PRにはなるだろうけど肝心の発表内容にもの凄い勢いで無関心風の記者が居たのは不思議な光景であったよ。
しかし「仕掛け作って流行らそうってのはテレビ的発想であって、今の時代そういうのは廃れていくに違いないぜよ。」というふうに先週友人と未来像をウザく語っていた矢先だったので、ここまで全力で仕掛けありきのニュースを目の当たりにして驚いたが、やはりなんだかどこか古いような、そんな印象をうけた1日だった。