先月私の姉ちゃんが死にました。
死因は風邪からの肺炎です。子供がまだ手のかかる時期で、自分のケアをあまりしていなかったせいかもしれません。
これまで姉ちゃんはどんなことがあっても私のことを無条件で褒めてくれました。
とくに子供そっちのけで仕事に邁進する私を「やれることがあるんだから誰に何を言われてもがんばるあなたは偉いんだ」と言ってくれることに私は気を良くしていました。
うれしかった。姉ちゃんがいなくなったのは辛い。
でも、失ったことは諦めなければいけない。
姉ちゃんは自宅で死んだもんで人相が変わっていて、あわてて会いに行ったもののなんだかほんとに姉ちゃんか?という感じで、未だにあの葬式は夢じゃないか?と思います。
自宅で死ぬと必ず検死されます。検死は頭蓋も開けますから、閉めた時に顔の皮が引っ張られるせいでかほっぺを両手で引っ張りあげたみたいな顔になります。そんなことで、小じわもないし、口角も不自然に上がりっぱなし。口が空いてしまうという理由で顎にはつっかえ棒みたいなのをやってるし、内蔵も出しちゃたのか体はぺったんこだし、どうも姉ちゃんな感じが薄い。
でも、あれからずっとメールも来ないし、電話もしてきてくれないから、あれは姉ちゃんだったんでしょう。
姉ちゃんが死んで、姉ちゃんが結婚しているということをあたらめて認識したことが、自分ごととしても、びっくりした。
姉ちゃんは私がよくしらない家族のお墓に入るんですね。姉妹でも姉の結婚した相手の家族を知る機会は多くはなくて、元気なときはそれで面倒ないのでいいのですが、こうなるとあらためて「あれ??」と、勝手ながら思ってしまったことに、驚きます。
私の場合はどうなるんかな。と、葬式の帰りにふとおもいましたので、夫に「そういや墓のこととかちっとも考えたことないけど、私死んだらどうするの?」
と、きいてみました
すると夫は「燃やしてロケットに入れて宇宙に打ち上げるよ。打ち上げとか、観たいし。」と言いました。
それがいいなー、と思います。
姉ちゃんルースターズ好きだったなーと思い出します。
もうすぐ49日です。