以下修行項目
骨盤痛
これすごいです。骨は痛点がないので、骨を支えている靭帯が伸びて痛むんだと思います。今赤ん坊は発射準備のため次第に下に降りてきて、骨盤の位置にはまろうとしています。そのせいで、空間を確保するため骨の継ぎ目が緩くなっているんですね。でも人間そんなに急に骨格変えたり普段しないので、靭帯がその変化についてこれない。それで痛みが生じるんですね。
どういう痛みかとういうと、腰痛に似てますが、通常局所的に起こる腰痛が前後左右胴回り一周全部に起こっている。という感じです。
痛みの程度は、痛くて眠れないくらいです。もう1時間連続で睡眠とかできないです。
陣痛っぽい痛み
これもすごいです。
とくに夜1時間に1回程度の頻度でお腹が石のように硬くなって、生理痛に似た痛みを伴います。初めての出産だったら「これはまさか!」と焦るレベルで痛いです。私は一度経験しているので、子宮口付近の腰の中心由来の痛みでなく、腹の表面由来なことがわかるため「あ、なんちゃって陣痛だな」と判断できます。なんちゃってだとしても、けっこう痛いです。どれくらいかというと、寝ていても目が覚める程度です。
膀胱痛
赤ん坊はこの頃子宮にみっちみちになっているので、あまり動かないと本とかウェブページには書いてありますが、それなりに動きます。1時間に1回程度「ぐいーん」と伸びたりしたとたん、膀胱の位置が動いて、多分内臓と骨格をつなげている靭帯とか筋肉につながっている神経に触っているんだと思います。この痛さはほっぺたを激しくつねられてるのと同じ感じです。内蔵ですけども。ついでに猛烈な尿意に襲われるのでこの頻度でトイレに行くことになります。
膀胱攻撃、陣痛風の痛さ、骨盤痛のコンボで来るのでほとんど30分おきくらいに目が覚めてしまう状態に…。
吐き気
ホルモンのしわざらしいですが、巨大化した赤ん坊を入れておくスキマを作るため暴飲暴食ストッパーが発動します。常になんとなくムカムカした状態になります。
腹の皮の痛み
もう限界..という程度にお腹の皮がビンビンに張っているので、掃除機のノズルがちょこっとあたったり、通りざまに避けきらなかった椅子の背もたれなんかが「つん」と当たっただけでむちゃくちゃ痛いです。痛さはヒリヒリするかんじ。スネに大きい擦り傷を作ったときの感じに似ています。9ヶ月くらいまでクリームの効果でさほど発生しなかった妊娠線も、臨月まで来ると残念ながらビシビシ出てきてしまいますね。
というわけで、陣痛くるまで痛みに慣れさせるつもりかこの野郎。というほど痛い思いのオンパレードです!
でもこの頃の痛みは陣痛の凄まじさで一蹴されるため、出産が終わったらすべて忘れてしまうことでしょう。
にしても、ホント出産っていろいろ痛いわ消耗するわ、タフな行為ですよ。長男のときも思ったけど、こういう渦中でふと思い出すのは昔観た「ランボー」のワンシーン。スタローンが大きく切れた自分の腕を麻酔ナシで自分で縫合しながら「グリーンベレーは羊のゲロでも食って生き延びる..」と独白するところですね。なぜかわからんけどそれくらいタフな感じがしますよ。
何気なく一緒に暮らしている女は実はグリーンベレー級の忍耐力を持ってるわけですよ。
夫は守ってもらうといいとおもいます。
ランボー怒りの...なんだっけ。とおもってググったら、「ランボー怒りの画像検索」になっていてちょっと和みました。