香港移動中、ジョブズがゾンビにでもなるのかニャーとダニー・ボイルのSteve Jobsを軽い気持ちで観ました。しかし、前半15分でゾンビのほうがまだマシだっちゅうほどの元CEOの腐った外道ぶりに、マジで免疫力を削がれ、体調が悪くなりました。観てる最中生まれて初めて「お客様の中でお医者さんは居ませんか」コールなったけど、なんで私が冷や汗かいてんのわかったのとビビったほどです。 iMac発表のくだりでやっと免疫力と体調が戻りましたが、組織で何かを決断する立場のかたや、経営層にいじめられた経験のある開発者、もともと体調がすぐれないかたは気をつけて観たほうがいいです。 ケイト・ウィンスレット、もうタイタニックポーズで支えてあげられない立派な腰周りになってたけど、極悪狂人を後ろからガッチリ支えてました。ここ数年はバードマンといい、ジョブズといい、クソ父さんを支える映画が豊作だけど、そろそろクソ母さんも、誰か支えてくれないかな。 まだ公開されてまもないので中身は詳しく触れませんが、劇中Jobsと口論したWozが「お前みたいに極端な人間じゃなくたって、良いものは、作れる」と言い捨てる所がありますが、まさにそう。ただ、未知の価値をあまねく人々に信じ込ませるには、ある種の外道しか持つことができぬ神の視点は要る。と、おもいました。