Women's Smartphone Network(WSN)を主催し、日本アンドロイドの会の女子部として活動してくださっているtunakkoさんと、上野のコカレストランでタイスキをしまくりました。
刻みパクチーをタレにばんばか入れながらゲラゲラ笑うふたりはまるで数年来の友達か同僚のように見えたかもしれませんが、初対面です。
矢野はtunakkoさんがWSNという活動をしているのが実はとても不思議でした。
というのも、ブログ記事を読むにtunakkoさんは純粋にガジェットが好き。という衝動のみで活動なさっているように思えたからです。もちろん活動というものは衝動が必要なのであたりまえのことではありますが、その衝動は「仕事に繋がるかもしれないから」とか「データがほしいから」といったような冷えた落としどころに向っていくものだからです。しかしながら、WSNにはそれがない。わたしは、そこに興味を持ちました。
そして、わたしの「なぜWSNをやっているの?」という幼稚な質問に答えたtunakkoさんのお話はとても面白かった。
子供がまだとてもちいさかったとき、家からも思うように出られずストレスを抱えていた自分にとって助けになってくれたのはPCであり、ネット。女性でこうした気持ちを持っているひとはたぶん少なくない。ネットは女性を情報端末に強くした。もうネットと情報端末、女性は切り離せない関係で、かつ、女性のガジェット使いこなし方は実はすごく進んでいる。
ところが、高機能の情報端末のマーケットに「女性」は入っていないみたい。これだけ必要としているのにもかかわらず、持っていることに満足したり、わくわくしたり、させてくれる端末やツールがない。ここを初めて満たしてくれたのがiPhone。ほかのメーカも「女だから難しいことはわからないんじゃないか」とか「女は小難しい情報端末なんて使いこなせないだろう」という思い込みはそろそろ棄ててもいいんじゃないかな?
たしかに、わたしもその通りだと思いました。
そして、tunakkoさんがWSNをやっているのは、そうした思い込みを棄てさせるため、というよりは、出来る範囲ででも、楽しくガジェットを使う方法を仲間同士で探してみたいということが理由の1つのようでした。
とても楽しい衝動ではないでしょうか。また、仕事じゃないからこそ、そうしたガジェットをめぐる女子の冒険は楽しくなるのでしょう。
そして男性のみなさん。「え〜むずかしいの、わかんない!!」と、言ってくれる女子はただ男性の説明欲を阻害しないようにと気を使っているだけなのかもしれませんよ。
そんな女子にかぎって、ポケットのなかにはずっしりと存在感のある、デコったNexus One(日本未発売)を忍ばせているのかもしれません。