今日は「どうしてそしきはくさるの?そしきがくさったらどうするの?」という問いに対して真剣に向き合わねば書けないメールを書いていたため、午前中いっぱい時間をつかいました。
と、ある組織のやりかたに賛同できない部分があれば、その部分を指摘し、苦言を呈することが、ひいては社会という組織の劣化を拒否することにつながる。それをおこたる、みてみぬふりをするのは怠慢であり、責任放棄だ。というご指摘への回答を作成していたのであります。
書いていて気がついたのですが、わたしは「正義とは、こうだ!」という考えがまったくないんですね。
なので「そしき、こうあれかし!」の「こう」がなくて、苦言を呈そうにも地盤がないからお話が組み立てられないという。
たとえそしきが官僚主義的ルールにのっとってうごいていて、そのルールにのっとりえらくなることが勝ちのゲームを繰り広げることが恒常化し、結果勝ち上がった人々がそしきを私物化してしまったあげく、都合の悪いパーティをオレオレルールでとりつぶしたりなんかしても、「ああ、もう、しょうがないなあ」としか思わない。
けしていいかげんな気持ちで動いているわけではないんです。どうしてそしきはくさるの?という問いを考えると、そうならざるをえない。だって官僚主義的ルールにのっとったゲームを開始してしまうひとはきっと、その組織に参加したときはやりたいことなんかなくて、だれかに「行ってこい」って言われたから来ただけで、つまんなかったから主旨と違うゲームに夢中になっちゃっただけなんだと思うんですよ。
そこじゃないでしょ〜。と言ってもその人はゲームをやめない。人間、やってて面白いことに夢中になるのはしかたがないですから。
それに、わたしは組織の劣化を拒否して社会の劣化を防ぎたいと思わないです。社会における自分の居場所をクリーンにしておきたいという気持ちがないです。
最近気がついたんですが、私は居場所なんかなくてもいいんです。ただ、大事な人と一瞬でも手をつないでいられたらそれでいいんですよ。
だからこっからここまではおれのシマだとか、リーダーを糾弾して正義を、自由を我らにとか、トップダウンとかボトムアップとかピラミッドとか組体操とか、いいんです。
ほんとにそうおもってます。すみませんでした。
2010/03/24
2010/03/17
イベント:DevFest 2010 Japan
2010年3月11日、DevFest 2010 Japanに参加してきました。
矢野はデザイナでプログラミングの知識はまったくありませんが「何かを作ることでよろこびを感じたい」という純粋な衝動に溢れた会場はとても居心地がよく、楽しかったです。
矢野はSimeji開発チームの相方(というか、おやびん)であるadamrockerと一緒に「たのしいアンドロイド」と題したUIデザインに関するセッションを担当しました。
※矢野が異常に小さく見えるのは遠近感のせいではありません。
そのほかの写真
撮影devfest写真部のみなさま
その他の詳細は
Google Japan Blog: 皆で作り上げた DevFest 2010 Japan
または、adamrockerのブログ
Throw Life
でもご確認ください。
矢野はAndroidのコミュニティに参加していろいろと活動をしているわけですが、プログラミングのことを深く理解しているわけではないことから、オープンソースの本当の意義などを理解できていると自分では思っていません。
ですが、そうした文化になじみのある開発者が集うコミュニティが、ピュアなクリエーティビティにあふれているということをそばで見ていて強く感じることがあります。
頼まれてもいないのに、何かやる。したくなる。
この衝動はデザインという仕事がずっと前に無くしただいじなちからだったようにおもいます。
いや、ほんとうはすべての仕事が、このちからを無くしているのかもしれません。
考え方ひとつでそのちからを取り戻すはできるのだろうか。どうすればこの会場に居る2000ものひとびとのように、好奇心にあふれる前向きな笑顔を普及させることができるのか。つまらない作業を、たのしい行為に変える力を。義務を、しがらみを、興味と、連携に。
と、そんなとりとめのないことを考えては、開発者たちのくったくのない笑顔に癒されるのでした。
近いうちに、お返しがしたいとおもいます。
矢野はデザイナでプログラミングの知識はまったくありませんが「何かを作ることでよろこびを感じたい」という純粋な衝動に溢れた会場はとても居心地がよく、楽しかったです。
矢野はSimeji開発チームの相方(というか、おやびん)であるadamrockerと一緒に「たのしいアンドロイド」と題したUIデザインに関するセッションを担当しました。
※矢野が異常に小さく見えるのは遠近感のせいではありません。
そのほかの写真
撮影devfest写真部のみなさま
その他の詳細は
Google Japan Blog: 皆で作り上げた DevFest 2010 Japan
または、adamrockerのブログ
Throw Life
でもご確認ください。
矢野はAndroidのコミュニティに参加していろいろと活動をしているわけですが、プログラミングのことを深く理解しているわけではないことから、オープンソースの本当の意義などを理解できていると自分では思っていません。
ですが、そうした文化になじみのある開発者が集うコミュニティが、ピュアなクリエーティビティにあふれているということをそばで見ていて強く感じることがあります。
頼まれてもいないのに、何かやる。したくなる。
この衝動はデザインという仕事がずっと前に無くしただいじなちからだったようにおもいます。
いや、ほんとうはすべての仕事が、このちからを無くしているのかもしれません。
考え方ひとつでそのちからを取り戻すはできるのだろうか。どうすればこの会場に居る2000ものひとびとのように、好奇心にあふれる前向きな笑顔を普及させることができるのか。つまらない作業を、たのしい行為に変える力を。義務を、しがらみを、興味と、連携に。
と、そんなとりとめのないことを考えては、開発者たちのくったくのない笑顔に癒されるのでした。
近いうちに、お返しがしたいとおもいます。