2009/11/24

背景画像


内装, originally uploaded by yano rin.

平面的なビジュアルにとって背景画像はムードを決定付ける大きな要素です。
表示面積の広い部分にどの色をもってくるのか、
あるいはどのようなテクスチャー、柄を選択するのか。この2点について、熟考する必要があります。
自宅のリビングを例に説明しますと、背景画像に該当する部分はカーテンです。壁でもよいのですが、カスタマイズ可能な範囲で考えます。
うちの場合、窓から常緑樹の大木がみえるために、レースは無地です。木陰が映って丁度良いバランスを考えています。色は黄色で外の緑と調和させる作戦です。
また、部屋が狭いので配色によって奥まっている感じを演出しています。レースに被せる手前の布の色は、織り目の大きいタイプを選んで中間混色で彩度が低くみえるものを選んでいます。彩度を下げることで、奥に位置するという意味を強めるわけです。
これで外の風景となじみながら部屋を少し広く見せ、ひかえめにムードを作ろうとしています。結果的に、だいたいうまくいったように思います。
で、この話は冗長な前置きなのですが、電子機器のソフトキーボードの背景ってカーテンみたいに差し替えられると良いですよね。
そうすると、どんな機器でも自分らしくなりますし、インテリアみたいに工夫のしがいがあったら使うのが楽しくなりますしね。ホーム画面の背景とコーディネートしても面白いだろうし。
どうでしょう。そう思いませんか?

2009/11/23

良いときの出会いと悪いときの出会い

出先などで突然不便なことが発生し、コンビニや近くの店で「おおこれでなんとか」とソリューションとなる製品をみつけて購入したとしましょう。それがたとえばお裁縫セットだったとして、下着だったとして。私はその製品を半年後にも使っているのだろうか。と考えると、使ってません。

最近よく考えることですが、何かを選択するシーンに直面したとき「これでいいや」と思ってした選択は、たいがい何か突発的な困難に直面しているタイミングにおいて発生し、また、困難が終わってしまったら手に入れた何かは「不要」になってしまう。ということです。

ああ、せつなくも、もったいない。

100円のノリとかならまだしも、このことは多くの「選択」という行為に通じていると思います。たとえ不動産であろうが、職場選びであろうが、人間関係であろうがです。

また、補足するとこの場合、関係が長続きしないという「継続時間」が問題なのではなく、その対象と充実した関係を築くことに失敗しやすいということが問題なのです。

では、充実した関係を、できるだけ長く維持するにはどうすればいいのか。
それは恐らく、何ひとつ困っていないとき、いや、それどころか満ち足りてるなー。と感じているときにでさえ「これでなければだめなんだ」という選択が、できるかどうかにかかっているのではないだろうかと。

よく歌謡曲などで「困っているときいつも側にいてくれたねー」とかいう歌詞がありますが、私はあれは、今は理解できません。なぜなら本当に困ったときはひとりでしかどうにも解決できないし、困ってないとき一緒にいて楽しいのが友達なり恋人だろうが。と思うからです。

何が言いたいのかというと、モノを欠いて困っている時はとにかく新規購入しようとせず代用品でコトが済むか検討すること、本当に大切な物事の選択は、欠落によって生じた欲でなくむしろ充実の維持を目的としなければできないこと。これがまあ、エコロジーとかになるんじゃねーの?ということでしたよ。

2009/11/19

IEがもっこりしてる件について





つぶやきにも反映したのですが、これは考えるところですよ。
このIEの自信満面な様子をみてください。
もう、あえてもっこりさせたかどうか、というよりも、もっこりしてみえちゃってるという時点で、どうかとおもうんですよね。
フロイトなら「これは支配欲の表出だなあ」と言うね。モバイル業界でもIE支配は続くぜ!続けたる!という宣言以外のなにものでもありません。goes where you goてこれ、来たら困りますよ。女としては。なんちゅーもんをこさすんだという話ですよ。
このビジュアルを反面教師として、Androidについては各社もっと素敵なビジュアルをどうぞよろしくおねがいします。

エンターテイメント:美人はネットでアクティブに活動しない

先日ヘアサロンで幻冬社のGingerという、30代半ばから50代くらいまでの女性をターゲットとしたファッション誌を読んでいたところ、茂木健一郎さんという面白い髪型のおじさまが連載コラムの中でそう書いてました。
もうちょっと違った書き方だったとおもいますが
・ネット上に自分の複製をせっせとつくるような行為をする女性はイケてない
・ネットで自己顕示欲を満たすような女性はイケてない
・そもそも女はネットでアクティブになるべきでない
といったようなかんじの内容だったとおもいます。
たぶん、だれか特定の個人について書きたかったんだろうな。というかんじの文章で、その真意をぼかすつもりで「女」とかでかいくくりをつかっちゃったもんだから何が言いたいのかよくわからない文章になっていたのでしょうが、もしわたしの読みが当たっていたら、あーネットを軸にして知的労働に従事するコンサルとか評論家的な女性のことがこの人は嫌いなんだなあ。と思いました。
でも、メディアでアクティブになる女性のマインド、という点においては、テレビの人もネット人も、そうたいして変わんないのではないでしょうか。
テレビには昔から女優とかタレントさんというくくりで女性がいますし。
ネットとテレビの間には「自分で自分をかつぐ」「他人に自分をかつがせる」という大きな違いはあるにしても「なんか忙しそうに見える」という出力結果は対してかわんないですし、出てる本人のマインドとしても徹底的にやっているもの同士では、その根源にある「私は認められるに足る人間である」という絶対的な自己肯定の力に差はないと思います。
自己肯定を否定したらメディアになんか出られません。
ではその両者のどっちが美人でどっちがイケてないのかというと、顔だけ比べりゃ女優のほうがまさるに決まっていますわね。いや、gingerが提唱する美人の定義は外見でなく心とライフスタイルのうんぬんなのかもしれませんが、ファッション誌たるものそこはやはり外見は重視したいところですよね。茂木さんにとっての美人とは何かわたしは知りませんが(やはりここは脳か?)
もてぎさんの文章からはどことなく(一行もそんなこと書いてないけど)ネットはだめ。他はしらんけど。みたいな印象があったので、いやあーそれはどっちも一緒じゃね?
というふうに遠くから念を送りたくなったのでした。

2009/11/10

名古屋、大阪

パリ、テキサスみたい!
11月6日にアップルストア名古屋 栄店、アップルストア心斎橋店でイベントに参加しました。
あけて7日には大阪デジタルハリウッドでセミナーに登壇させていただくというもりだくさんな関西訪問。
お世話になったみなさま、ありがとうございました。

関西アップルストアの講演内容は、先の銀座アップルストアでの公演の再演となります。
スライドと映像が公開されていますので、メモとりのがした、といったかたはこちらからどうぞ。

スライド http://www.slideshare.net/workscorporation/web-2226426
映像 http://www.vimeo.com/6957511

おまけ
デジハリ公演のあと、天王寺動物園のは虫類生態館「アイファー」にいってきました。なんか、恐ろしいフォントで「アイファ〜」と書いてあって刺さりました。ちなみにアイファーというのはInvertebrates、Fishes、Amphibians、Reptilesを進化順に並べた造語らしいです。わかりにくいww
アオウミガメって肉の脂肪が青いから付いた名前なんですってよ。しらんかった!