2009/11/19

エンターテイメント:美人はネットでアクティブに活動しない

先日ヘアサロンで幻冬社のGingerという、30代半ばから50代くらいまでの女性をターゲットとしたファッション誌を読んでいたところ、茂木健一郎さんという面白い髪型のおじさまが連載コラムの中でそう書いてました。
もうちょっと違った書き方だったとおもいますが
・ネット上に自分の複製をせっせとつくるような行為をする女性はイケてない
・ネットで自己顕示欲を満たすような女性はイケてない
・そもそも女はネットでアクティブになるべきでない
といったようなかんじの内容だったとおもいます。
たぶん、だれか特定の個人について書きたかったんだろうな。というかんじの文章で、その真意をぼかすつもりで「女」とかでかいくくりをつかっちゃったもんだから何が言いたいのかよくわからない文章になっていたのでしょうが、もしわたしの読みが当たっていたら、あーネットを軸にして知的労働に従事するコンサルとか評論家的な女性のことがこの人は嫌いなんだなあ。と思いました。
でも、メディアでアクティブになる女性のマインド、という点においては、テレビの人もネット人も、そうたいして変わんないのではないでしょうか。
テレビには昔から女優とかタレントさんというくくりで女性がいますし。
ネットとテレビの間には「自分で自分をかつぐ」「他人に自分をかつがせる」という大きな違いはあるにしても「なんか忙しそうに見える」という出力結果は対してかわんないですし、出てる本人のマインドとしても徹底的にやっているもの同士では、その根源にある「私は認められるに足る人間である」という絶対的な自己肯定の力に差はないと思います。
自己肯定を否定したらメディアになんか出られません。
ではその両者のどっちが美人でどっちがイケてないのかというと、顔だけ比べりゃ女優のほうがまさるに決まっていますわね。いや、gingerが提唱する美人の定義は外見でなく心とライフスタイルのうんぬんなのかもしれませんが、ファッション誌たるものそこはやはり外見は重視したいところですよね。茂木さんにとっての美人とは何かわたしは知りませんが(やはりここは脳か?)
もてぎさんの文章からはどことなく(一行もそんなこと書いてないけど)ネットはだめ。他はしらんけど。みたいな印象があったので、いやあーそれはどっちも一緒じゃね?
というふうに遠くから念を送りたくなったのでした。