2009/03/05

くだらんアニメはゆるさん



先日わたしが料理している最中、子供が見ていたアニメの話で
「壊滅した村を再建しよう」というシーンがあった。主人公はそれが自分に可能かどうか思い悩んでいる。
「ぼく、小学校のときプラモデルを作って学校に持って行ったら友達に壊されたんだ。でも、○○っていう女の子があきらめないで、もう一度作り直せばいいって励ましてくれたんだ。そのことをおもいだすと、村もまた作れるって思うんだ。ぼく、やるよ!村をふっかつさせてみせる!」
という趣旨の話をし始めて立ち直っていた。
そこまで聞いて
おい、息子よ。村とプラモは違う。そんなくだらんテレビは見るな。ドラゴンドライブ、視聴禁止。と言い渡し、電源オフに。
「ママさー。漫画なんだからいいじゃん。ぜんぶウソなんだしさ。」
ママはおかしな理屈を披露する人が嫌いなんだよ。プラモが直せたら村を再建できるってのはおかしいだろう。おかしいとはおもわんか。
「おかしいね。」
だろう。くだらん。ゆるさん。
ということになった。
ドラゴンドライブはそもそも「ドラゴンを使っての戦い」やら「村の再建」はアニメ内ゲームの話であって「ぜんぶうそです」という前提があるらしいがそれにしたってくだらん。
そもそも息子よ。お前の見ているアニメの主人公は大声出してるだけの人が多くないか?
「大声?それはね、ママ、技だよ」
技ってのは体を鍛えてくりだすもんだろう。そんな技ならママでもできるぞ。
「やってよ」
スクリーンセイバーァァァァ!!!どうだ。技だぞ。
「うるさいな。どんな技?」
パソコンのディスプレーを焼き付き現象から守るんだよ。
マックワールドエキスポォオオオオゥ!!
「なにそれ」
サンフランシスコに人が集まるんだよ。
「集まるの?」
うそだよ。叫んだだけで人が集まるわけないだろ。声で集まりゃ代理店は要らない。多角的な宣伝活動と肉体的な努力が不可欠だ。
「はあ?」
というような話をしたのだった。
元ネタがゲームのアニメはいかんせん「叫んでるだけ」で肉体的な鍛錬を度外視してるわりに誰が強いか意味も分からず決まるという設定になりがち。子供が勘違いするのでぜひアニメ化の際は筋トレ、走り込みなど鍛錬のシーンを無理にでも入れてほしい。いや、正直できれば見せたくない。ポケモンでさえ、あいつら(ポケモントレーナー)なんにもしてねーじゃん!叫びながら玉投げつけてるだけじゃん!と思う。
もっと「トレーニング中、うっかりピカチュウに噛まれて血だらけに。」とか、「ポッチャマをポケモンボールに押し込むのに必要な腕力を鍛えるシーン」とか、入れてほしい。