2007/09/17

Google考-その0

タモリを大切にしてくれていることがわかった前回に引き続いてGoogle考です。
ところで私は最近、今のWebサイトを経由したPCベースでのサービスの提供はUIデザインの面で限界があると考えている。
サービスを受ける側と、それを作る側の環境が一緒って、変だと思う。
ビジネスパーソンはPCを使う。
デザイナはPCをかなり使う。
プログラマはPCをすげえ使う。
だからこそ、日頃たいしてPCを使わない人が、それを使いこなすということに、けっこうハードルがあることを認識しにくい。
そもそも制作側は、自分たちが相当PCを使いこなしていることを忘れてないか?
プログラマはそれで良いとおもうけど。デザイナが忘れるのはいけません。
だいたいプログラマは私にとっちゃあ、F1レーサーみたいなもんだ。

Googleの話でした。
Googleは広く一般にサービスを訴求したいという。

ブラウザという窓を通して素人でもPCを使い倒す方法を広めていく。これはけっこう現実味のある話だ。
ブラウザそのものの操作は他のソフトウエアより比較的単純だし。
でもむずかしいのは、サービスや機能にこちらの意思を細かく伝えることじゃろう。
早い話キーボードをガシガシ使う羽目になるのはダメなのである。
「意思があればなんでもできる」という状態にしておかれるのは逆につらい。
むしろ、ボタンが3つくらい付いてて、できることが1つしかない機械のほうが親切だったりする。
この点でガジェットはイケてる。ラウンドテーブルの時そう思った。
私はラウンドテーブルの席で伺った「広く一般にサービスを訴求したい」という言葉をすごく真に受けている。
近所のかーちゃんにもPCで、ちょっと便利な思いをしてもらうのにはどうすれば良いの?

しかし。実際興味を持ってその世界をのぞいてみると、しんどい部分がまだまだ多いな、と正直思う。
まず、iGoogleはどこなの・・?

つづく